薬学部全体の志願者が減少する一方で国公立大学や私立大学の難関・上位薬学部では志願者が増加する大学があります。それらの薬学部は、優しい入試ではありません。確かに薬学部全体では志願者が減少する状況ですが、難関・上位校の志願者に大きな変化がないのです。
東京理科大学の薬学部入試は数Ⅲが課される難しいのですが志願者が増加し続けています。同大は国立大学志願者の併願校の色彩が強く、合格者の多くが国立大学に進学していると考えられます。
中堅レベルより下位の薬学部入試は、志願者減少が続いています。
【グラフ】は、私立難関薬学部の一般選抜・志願者(代表校)の推移を紹介しています。
中堅レベルの薬学部には、志願者横這い状況の大学があります。これらは入学手続率が30%から40%を維持しており、第一志望の受験生が多いようです。
多くの志願者を集めても、入学手続き率が10%台という薬学部も存在します。
