薬学部志願者の中には、「親がすすめたから」という声を聞くことがあります。
ご両親は「薬剤師は安定した職業だから…」との思いがあるようです。「薬剤師資格をもっていれば一生食べていける」と考えておられるのでしょう。
志望動機で「薬剤師資格は一生使える資格」と自分で考えた受験と、親の勧めでの受験では違いがあります。自分で薬学部を選択した人は、薬学部で学ぶというモチベーションがありますが、一方は積極的な学びにはなりにくいでしょう。
親のすすめで薬学部に入学したという学生から「学生実習後のレポートの提出に追われている」、「予習・復習などでキャンパスライフを楽しんでいる余裕がない」、「こんなに忙しい学部だとは思わなかった」などの声が聞こえます。
【注意】
文系志望からの方向転換であれば、無謀といえるほど大変です。
進学するのはあなたですから、薬学部がどんなところか、薬剤師や創薬研究はどんな仕事をするのかを理解しておくといいですね。
自分自身で進路を考える
