就職の環境や業界別就職先は変化します。
「偏差値の高い薬学部は、企業への就職が多い」と言う薬学部教員がいました。
この大学(薬学部)のその後の様子を見ていると、製薬会社がMR(医薬情報担当者)採用を抑制したこともあり企業就職が大きく減少しました。
コロナ前では、MRが病院・医師を訪問して自社製品を紹介するディテーリングの回数が医薬品の採用・処方に影響しました。こロナ後、オンラインへの移行など市場環境が激変したことで各社のMRは減少しました。2023年にMR数2000人以上の製薬会社は無くなりました。
新しい業務に「メディカルアフェアーズ(MA)」や「メディカル・サイエンス・リエゾン(MSL)があります。専門医師や研究医師を学術支援するなど医学・薬学のスペシャリストです。深い知識が求められるため新卒の採用は少数ですが、研究職や開発職、MRからの登用などが考えられます。
就職状況は、社会の経済的環境、医薬業界の変化、企業の採用計画などの影響を受けます。常に業界や企業の情報を吸収しておきたいですね。
会社や業界の都合で採用環境は変化します
