【臨床で活躍する病院薬剤師】
薬学部6年制学科を目指す志願者の多くが、将来の進路に病院薬剤師が視野にあるといいます。
薬学部を卒業すれば病院薬剤師になれそうですが、継続して30%以上の病院就職を達成しているのは国立大学で2校、私立大学で3校です。中には多くの学生がレジデントを目指す大学があります。医療薬学やチーム医療が進む病院の中には新卒採用を行わず、レジデントの中から正式採用する施設が増えています。
就職実績をアピールするためレジデント採用の病院名を紹介するケースがありますが、正式採用ではありません。日本薬剤師レジデント制度研究会のHPにレジデント実施施設が紹介されていますので参考にしてください。
http://jsprp.jp/resident_rec.html
なお、東京大学医学部附属病院もレジデント採用ですが研究会のリストに掲載がなく、全てが紹介されているわけではないようです。
【地域の医療者・薬局薬剤師】
薬学部で最も多い進路は調剤薬局(保険薬局)とドラッグストアです。比較するとドラッグストアの方が好待遇の傾向があります。奨学金の返済計画のためドラッグストアを選択するケースもあります。
調剤薬局・ドラッグストアに継続して40%以上就職する国立薬学部は6校ほど、私立大学の多くが調剤薬局・ドラッグストアに就職します。私立大学で調剤薬局・ドラッグストアへの就職が40%以下の薬学部は4校程度でしょう。
「有名校だから」「入学しやすい」という選択肢ではなく、キャリアプランを実現するために各薬学部の就職傾向を確認したいところです。
薬剤師を目指す
