ドラッグストア業界トップはウエルシアHDです。そのウエルシアを業界2位のツルハを持つツルハHDの株主総会で経営統合案が認められました。株主総会で年内にウエルシアを子会社化することが認められました。
ウエルシアはイオンの子会社。ツルハがウエルシアを子会社にしたのち、イオンがツルハ株を公開買い付けして連携子会社にする計画といいます。
合併すると2兆円超のドラッグストアが誕生します。この2社の特徴は、処方箋応需店舗数が多いこと。2022年のデータでは、ウエルシアが1839店、ツルハが762店舗だったので合わせると2601店です。
調剤薬局トップのアイン薬局の店舗数が1231店ですから、ドラッグストアの社会貢献度が大きいのです。
学生にとっては、物販部門を持つドラッグストアの待遇が薬局業界よりも高いのが魅力です。薬局と同じ仕事をしながら給与が高いのです。
かつてある大学の入試課に、この大学に合格した受験生の母親が「うちの子は、学年でもトップクラスの成績なんです。ドラッグストアの店員なんてさせられません。不合格にしてください」とおいでになっことがあったそうです。
20年くらい前は、処方箋に対応するドラッグストアのイメージが薄かったのです。しかし、その頃でも1店舗で400枚以上の処方箋を受けていたドラッグストアがありました。実践的な薬剤師教育も特色でした。ココカラファイン(当時はセガミメディクス)です。
ドラッグストアも1位の企業が力を増強
