病院取材をしていると、テキパキと業務を進める看護師さんの姿を見かけます。認定看護師・専門看護師を目指す学びで「臨床薬理学」は重要な科目です。ベッドサイドで活動する薬剤師は、看護師さんが医薬について深い知識を持ってもらうことは相互理解・チーム医療に有効であり大歓迎と言います。
看護師さんからみた薬剤師を評価してもらいました。
「薬剤師は頼れるチーム医療の一員、
医療の考えを共有できる仲間です。
看護師はチーム医療になって自立したと思います。専門看護師・認定看護師の制度が定着し、内容も専門化しました。大学院に博士課程ができ、質的向上もみられます。
医師の分野は専門化が進んでいます。これまで医師の指導の全てが進められてきました。しかし、医師の本来業務は診療と治療です。医薬品の選択は薬剤師が専門とする業務と考えます。
それぞれが各専門の分野を担うこと。それがチーム医療の本質であり、役割です。
私たち看護師から見て当院の薬剤師はとても頑張っています。スキルが高く、薬の専門の立場で正確な発言を展開し、病棟では頼りになる存在です。薬剤部のトップは「薬局だけのことを考えず、組織として働くんだよ」と指導していると聞きます。看護婦の研修でも快く講師を引き受けてもらうなど、看護師との垣根はありません。
薬剤師は私たちの仲間であり、頼れる医療の一員。チーム医療の枠を超え、患者さんに対する考えを共有できる仲間です。