医療施設数は減少を続け、2020年から2024年を比較すると182施設の減少です。
近年、医療施設の経営悪化が見られます。967病院を対象とした2023年度の調査では、経常利益が2022年度の1億3,000万円超の黒字が約3,700万円の赤字になったといいます。コロナに対する補助金が終了。多くの病院が医療業務だけでは利益が出ず、補助金頼みの経営なっていたとみられます。医療業界は、物価高騰や人件費の上昇に直面しており、最もスタッフ数が多い看護師の給与は毎年上昇していると言います。
病院報告では、病院数で最も大きな減少があったのが65施設限の「個人」病院です。後継者不足も原因の一つかもしれません。次に医療法人の62施設の減少です。2020年度から2024年度では市町村立が-22施設、都道府県立が-16施設ですが、地方独立法人が25施設のプラスとなっており、市町村と都道府県から設置者が移動したと考えられます。
医療施設は減少傾向/設置者別病院数
