既卒者の国試合格率

 新卒者の国試合格率は、大学間の比較などに使われます。では、卒業時に合格できなかった人のその後の様子や再受験による合格率はどうでしょう。
 まず国試で不合格になった場合です。
 国試の受験が可能ということは、薬学部の卒業者ということです。
 不合格の場合、大学が受験準備のサポートしたこともありましたが、今では国試予備校の利用が中心になっています。
 薬学部の中には、国試対策だけでなく就職の世話もしてもらえることから国試予備校の利用を勧める大学があります。
 実際に、予備校と大手調剤薬局にはパイプがあり、就職はうまくいっています。
【注意】
 しかし、その就職の実態をみると扱いがいいとはいえないように感じます。例えば、侵入社員が行きたがらない地方の小規模店舗への配属というケースです。
 あるT学出身者は、地方の店舗に配置され「毎日暇でしようがない」といいます。経験を積んだり、仕事から学ぶチャンスが少ないと考えられますから、現役での国試合格が重要です。

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