病院薬剤師就職者数の推移

病院・薬局・Dgs・企業への就職

 2010年に医政局長通知が発出されました。
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/05/dl/s0512-6h.pdf
「医療スタッフの協働・連携によるチーム医療の推進について」と題するもので、薬剤師をはじめとする医療スタッフの専門性を活用して医療の質を高めようというものです。背景には医師の負担軽減があります。
 発出後、病院に就職した学生数が増えました。行政の動きが採用に影響することがわかります。志望校の就職実績から病院就職の状況を確認してください。
 2022年3月の卒業生では、設置者(病院)のうち国立大学病院と公立大学病院がプラスに転じました。
 2023年は「私立大学病院・一般病院・一般診療所」の採用数が伸びて全体の採用数は、対前年で122名プラスになりました。
 また2024年は「私立大学病院・一般病院・一般診療所」の採用数が減少したものの「公立大学・自治体病院」が増加して前年同等の採用になっています。
 これらの実績から病院薬剤師の採用は、「私立大学病院・一般病院」の採用が大きく影響することがわかります。
 データは、病院・診療所の薬剤師(臨床検査技師を含む)と有償の研究生を含みます。レジデントは正式採用ではありませんが、研究生を就職に含みました。

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