薬学部は志願者減少、入試の易化、入学手続率の低下などにより定員に対する充足率が低い薬学部が多くなっています。
厚生労働省は、薬剤師の質的低下が生じているとみており、「薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会」を設置。
定員割れの大学について「私学助成について、定員未充足の大学に対する減額率の引き上げや不交付の厳格化などメリハリある財政支援等により、より一層の入学定員の適正化を求めていく必要がある。」としています。
充足率が低下した薬学部では定員削減の動きがあります。
薬学部の中には、100名の定員を60名に削減して充足率100%を実現。また210名の募集定員を半減(105名)させることで充足率113%を達成した薬学部もあります。
薬学部入試の易化=薬剤師の質的低下
