薬学部は6年制と4年制の教育

薬学部進学を考える

 薬学教育は、薬剤師養成を主な目的にしています。かつて薬学教育は4年制でした。学校教育法の改正に伴い、薬剤師法も改正され(平成16年6月23日公布)、薬剤師国家試験の受験資格も変更されました。
 臨床活動に関する実践的・専門的な知識・技能をもつ薬剤師の養成のために6年制になったのです。
 6年制になって「事前実務実習」と「薬学共用試験」を経て病院と薬局で実務実習を受講することになりました。臨床現場を経験することでチーム医療の一員として必要な知識・技能を養成する教育が特徴です。
 大きく分けるとすれば4年制学科は資格取得を目指しません。資格取得に必要な科目を学ぶのではなく、それぞれの大学が目指す人材育成を目指して自由にカリキュラムを設定できます。
 そのため創薬研究や臨床開発、医薬製造・生産など主に企業や研究機関、組織で活躍する人材を育成するのが4年制学科でしょう。

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