薬学共用試験

 実務実習事前学習の成果を確認し、学生を第一線に出しても問題がないかを確認するのが共用試験です。共用試験をはじめ早期臨床体験などの教育イベントも志望校選択のポイントに加えたいですね。
 共用試験は、CBTとOSCEがあり、その両方に合格すれば5年次に進級でき、病院と調剤薬局で行う実務実習に進みます。
▶︎CBTは、コンピュータが出題する310問に答えるもの。CBTの成績が合格の鍵になります。一般的に歴史がある薬学部の合格率が高い傾向にあります。
 物理・化学・生物の各科目は重要な科目ですが、薬剤師国家試験では基礎科目の設問がなくなり、臨床能力や問題解決能力を問う出題が増加しました。基礎力についてはCBTで確認すれば足りるとされ、有機化学などを苦手にしたままにすると共用試験に合格するのが難しくなります。
※CBT/Computer-Based Testing)
▶︎OSCEは、薬剤師としての基本技能を確認します。事前実習や自主的な練習を重ねて、緊張して手が震えていた学生も合格レベルに達します。
【OSCEの実施課題(5領域6課題)】
①患者・来局者応対
②薬剤の調製
③調剤監査
④無菌操作の実践
⑤情報の提供
※OSCE/Objective Structured Clinical Examination

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